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ベトナムの医療技術等国際展開推進事業セミナー

1月24日、NCGM国立国際医療研究センターと、ベトナム・バックマイ病院、および日本企業との合同で、「嚥下障害を有する脳卒中患者における栄養療法とリハビリテーションセミナー」 を開催しました。 これは、医療技術等国際展開推進事業の一環で、バックマイ病院外科系チーム医療プロジェクト・脳卒中チームの活動として行われました。

当日は、ベトナム北部を中心に31省の病院から、医師、看護師、技師など216名が参加しました。 ベトナムでは、近年の著しい経済発展に伴い、国内における全死亡のうち約7割を非感染性疾患(心血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、がん等)が占めています。 中でも脳卒中は国内の死因の第一位となっていて、毎年約10万人が命を落としています。(※出典:WHO) 
患者数が増え続ける中で現地の医療人材育成が急務である一方、ベトナムではこれまで体系的な嚥下リハビリテーションや栄養療法のトレーニングが行われてきませんでした。

そこでNCGMは、脳外科医、リハビリテーション医、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、理学療法士、言語聴覚士、 栄養士、薬剤師からなる多職種チームを結成・派遣し、発症後から退院、社会復帰に至るまで包括的に患者さんとケアする 「チーム医療」の実践を現地で支援しています。

今回のセミナーでは、NCGMのリハビリテーション診療科長・藤谷順子医師が嚥下障害のメカニズムとケアの方法について講義を行いました。 続いてバックマイ病院の医師が、NCGMセンター病院での研修後に新たに導入した嚥下食や嚥下リハビリテーションについて実例を交えながら発表し、 活発な議論を行いました。

講義の合間には、日本企業による嚥下補助食品の展示とデモンストレーションが行われ、多くの参加者で賑わいました。 世界で最も早く超高齢社会を迎えた日本で開発が進んだ嚥下補助食品が海外に紹介されることで、 今後高齢化の急速な進行が予測されている国々で、日本の経験が活かされていくことが期待されます。

※WHO:https://www.who.int/nmh/countries/2018/vnm_en.pdf

  • 原副院長写真

    原 副院長の挨拶

  • 藤谷先生写真

    藤谷先生講演

  • 会場の様子写真

    会場の様子

  • 通訳と原副院長写真

    味見される原副院長と通訳