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2018年度 国際保健基礎講座 第3回 国際保健の潮流
~約20年間の国際機関での経験を通して~
2018年7月2日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
- 日 時:2018年8月4日(土)13:00~16:00
- 場 所:国立国際医療研究センター
国際医療協力研修センター3階・会議室 - 参加費:1,000円(教材費)
※学生割引500円(当日、学生証提示)
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局は、8月4日(土)13:00 から 16:00 まで、2018年度 第3回 国際保健基礎講座 「国際保健の潮流」を開催します。
国際保健基礎講座は、国際保健医療協力に関心がある人を対象に、国際保健医療に関連する基本的な知識や考え方を習得することを目標にしています。2007年から開催しており、今年で12年目の開催となります。
講座は1回3時間で全10回。講義、ワークショップ、ディスカッションなどを取り入れた“参加型”の構成で、国際保健医療協力の現場での事例を交えた実践的な内容となっています。
今回のテーマは、国際保健の“潮流”です。国際保健の現場では何が熱いトピックになっているのか。その中で世界保健機関(WHO)は、どのような役割を担っているのか。WHOでの勤務を終えて帰国したばかりの専門家が、最新の情報をお話します。
講義ではまず、国際保健の潮流と、関係する国際機関や関連諸団体の相互補完的な役割の変遷について解説。その上で、現在世界全体が取り組んでいる「SDGs」(持続可能な開発目標)を踏まえて、社会的な課題解決を図るソーシャル・ビジネスを含む民間セクターが果たす役割が増えていること、さらに時代の流れを読みながら国際保健医療への携わり方を考えることの大切さについてお話します。
グループワークでは、約20年間の東南アジア勤務経験をもつ、講師の仕事や生活、趣味などをケース・スタディにした上で、参加者の現在から将来に向けた「パーソナル・ストーリー」についてディスカッションしていただきます。そのプロセスの中で、スキル、場所、家族、仕事、収入、やりがい、所属する集団など、国際保健分野で働くためのさまざまな条件や課題、障壁について考えることで、国際機関を含めたさまざまなアクターが果たすべき相対的な役割について自分事として考えていただきます。
講師の藤田雅美医師は、HIV対策、保健医療システム、国際保健、公衆衛生のスペシャリストです。1999年にヘルスマネジメント専門家としてJICA「タイエイズ予防・地域ケアネットワークプロジェクト」に派遣されたのを皮切りに、WHO西太平洋地域事務局(WPRO)、同ベトナム事務所、カンボジア事務所、ミャンマー事務所で勤務。本年6月、19年半ぶりに帰国しました。WHOカントリーサイドでの豊富な経験を踏まえ、初心者の方でも、国際保健の潮流と国際機関の取り組みについて、分かりやすく講義を行います。
グローバルヘルスや公衆衛生を学んでいる方、国際保健医療協力に関心のある方、将来海外で活躍したいと思っているけれど、きっかけがないと思っている方など、たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。
第3回 国際保健基礎講座 「国際保健の潮流」 の開催概要は、以下の通りです。2018年度 国際保健基礎講座
第3回 国際保健の潮流 ~約20年間の国際機関での経験を通して~
日時
2018年8月4日(土) 13:00~16:00
※12:30受付開始
場所
国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター3階・会議室
東京都新宿区戸山1-21-1
交通アクセス
地下鉄を利用の場合
都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分
都バスを利用の場合
- 新宿駅から(宿74系統)
医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
講師
国際医療協力局 医師 藤田 雅美
募集人数
30人
参加申込
参加希望の方は、国際医療協力局ウエブサイトの以下URLからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/naaAMuZfjn25epaY2
※応募多数の場合、早めに登録を締め切る場合があります。
参加費
1,000円 ※学生500円(当日、受付で学生証をご提示ください)
※参加費は当日、来場時に受付にてお支払いください。おつりのないようにご用意ください。
今後のスケジュール(予定)※当初の予定から、一部のテーマが変更(入替)になりました。
回 | テーマ | 日時 |
---|---|---|
第4回 | 母子保健概論 | 2018年8月25日(土) 13:00~16:00 |
第5回 | 緊急援助隊の活動で見えたこと ~災害と公衆衛生危機~ | 2018年10月27日(土) 14:00~17:00 |
第6回 | 途上国における医療の質改善 | 2018年11月17日(土) 13:00~16:00 |
第7回 | 実は要!国際保健と保健システム | 2018年12月15日(土) 13:00~16:00 |
第8回 | もう迷わない!情報検索 虎の巻 | 2019年1月26日(土) 13:00~16:00 |
第9回 | フィールド調査 入門編! | 2019年2月23日(土) 13:00~16:00 |
第10回 | 今日からあなたもプランナー | 2019年3月23日(土) 13:00~16:00 |
※第5回だけ、開催時間が異なっています。ご注意ください。
※報道関係の皆様のオブザーバー聴講は、無料です。
聴講をご希望の場合は、以下担当あてに、メールまたは電話でご一報ください。
国際保健基礎講座について
いずれの回からでも、また1回だけの参加も可能ですが、全10回の講座のうち8回以上出席した参加者には修了証書を授与しています。
修了者は「国際保健医療協力研修」の講義期間が免除されるなど、国際医療協力局が実施する他の研修とも連動しています。
NCGM国際医療協力局について
NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。
★一般の皆様からのお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 研修課
研修事務局
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2738、PHS:5173
e-mail:kensyuka@it.ncgm.go.jp
★報道関係の皆様からのお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
増田 英明
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2744、PHS:5002
e-mail:hmasuda@it.ncgm.go.jp