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2018年度 国際保健課題別講座「母子保健」

2019年1月17日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター

  • 日 時:2019年2月16日(土)9:30~15:00
  • 場 所:国立国際医療研究センター
        国際医療協力研修センター3階・会議室
  • 参加費:7,000円(教材費)

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局は、2月16日(土)9:30から15:00まで、2018年度 国際保健課題別講座「母子保健」を開催します。

NCGMはグローバル医療戦略の一つとして、グローバル人材の育成を掲げており、国際医療協力局にはグローバルヘルスの潮流をリードできる人材を養成することが期待されています。これまで、広い視野を持ち、それぞれの立場や職責において貢献ができ、グローバルに活躍できる日本人保健医療人材の育成に向けて、さまざまな研修事業を行ってきました。

2018年度は、国際保健課題別講座を開講しています。第3回のテーマは、「母子保健」です。

昨今のグローバルヘルスの潮流として、持続可能な開発目標(SDGs)の達成が重要なテーマとなっています。ヘルス(健康)に関するSDGsのGoal3のターゲットには、「2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する」(3.1)、「すべての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する」(3.2)となっており、母子保健はSDGs達成に向けて重要テーマの一つとなっています。

母子保健の改善は、2015年までの目標であったミレニアム開発目標(MDGs)の「残された課題として」SDGsに引き継がれていますが、その取り組みは、「Survive(生存)」(死亡率の削減)のみならず、「Thrive(健全な成長)」、「Transform(社会の転換)」を目指し、ライフコースに目を向け包括的に取り組む姿勢や、保健セクターだけでなく、SDGsのゴール間の相互関連性を意識した多セクターを巻き込んだ活動の重要性が強調されるようになりました。また、保健システム強化を通じサービス財源の確保と、サービスの質向上を同時に志向する「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC: Universal Health Coverage)」の実現の中で、母子保健への寄与が期待されています。

今回の講座では、新たな国際保健の潮流の中で「母子保健」に取り組む際の考え方を紹介します。具体的には、MDGs時代からSDGs時代における母子保健潮流の変遷についての講義と実際の活動例の共有を行い、実際の事例を通じた母子保健課題・対策の検討を通じてSDGs時代の母子保健課題への取り組みについて理解を深めていただきます。

今回の講座を通して、受講者が学んだ考え方を、自らが取り組むプロジェクトに応用できるようになることを目標としています。国際保健、国際協力に関する業務、研究、教育などに携わったことのある方、または今後携わる予定の方のご参加をお待ちしています。

2018年度 国際保健課題別講座「母子保健」の開催概要は、以下の通りです。

2018年度 国際保健課題別講座「母子保健」

日時

2019年2月16日(土) 9:30~15:00
※9:00受付開始

場所

国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター3階・会議室
東京都新宿区戸山1-21-1

交通アクセス

地下鉄を利用の場合

都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分

都バスを利用の場合

  1. 新宿駅から(宿74系統)
    医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  2. 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
    新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  3. 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
    小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  4. 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
    牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分

講師

  • 伊藤 智朗(医師、国際医療協力局 人材開発部 研修課)
  • 横堀 雄太(医師、国際医療協力局 運営企画部 保健医療協力課)
  • 本田 真梨(医師、国際医療協力局 運営企画部 保健医療開発課)

プログラム

  1. 開校式
  2. 講義
    1. MDGs時代の母子保健
    2. SDG時代の母子保健
  3. 事例紹介
  4. グループワーク
    事例を通じた母子保健課題・対策の検討
  5. 修了式

募集人数

20人

参加資格

  1. 国際保健、国際協力に関する業務、研究、教育に携わったことのある方、または今後携わる予定の方
  2. 国際保健、国際協力に関する基本的な知識を有する方
  3. 年齢20歳以上の方
  4. 上記 a, b, c を満たして、本講座に終日参加可能な方

修了証

本講座の修了者には、修了証書を授与します。

参加申込

  1. 参加希望の方は、国際医療協力局ウエブサイトから申込用紙をダウンロードしていただき、参加必要事項をご記入ください
    http://kyokuhp.ncgm.go.jp/
  2. 必要事項を明記した申込用紙を、以下のメールアドレスあてにお送りください。
    kensyuka@it.ncgm.go.jp

※申し込みは先着順。定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。

申込締切

2019年2月14日(木)メール必着

参加費

7,000円 ※参加費は当日、来場時に受付にてお支払いください。

NCGM国際医療協力局について

NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。

★一般の皆様からのお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 研修課
研修事務局
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2738、PHS:5173
e-mail:kensyuka@it.ncgm.go.jp 

★報道関係の皆様からのお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
増田 英明
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2744、PHS:5002
e-mail:koho@it.ncgm.go.jp