コンテンツにジャンプ

トップページ > NCGM国際医療協力局の井上信明医師に、モンゴル保健省より『名誉勲章』が授与されました

NCGM国際医療協力局の井上信明医師に、モンゴル保健省より『名誉勲章』が授与されました                       名誉勲章は、モンゴルにおける保健分野の最高位にある勲章です

井上医師は、2017年6月にモンゴルに着任。
「モンゴル国における一次及び二次レベル医療施設従事者のための卒後研修強化プロジェクト」の総括として、前任の小原博医師の仕事を引き継いで、4年間にわたり活動しました。
 この間、モンゴルの地域で医師を育てるための研修である総合診療研修が実施できるように、モンゴルの卒後研修の制度の整備、カリキュラムの開発や指導医の育成、研修プログラムの立ち上げなどに、モンゴル保健省、保健開発センター、モンゴル国内の医療関係者たちとともに活動をしてきました。また、NCGMからものべ20名を超える短期専門家がモンゴル国に赴き、技術指導にあたりました。
そして、2018年10月、オルホン県地域診断治療センターにおいてモンゴルで初めてとなる総合診療研修を開始させることができました。
 名誉勲章の授与に際し、Erdembileg保健省事務次官より「国民の健康を保護・支援する活動への貢献を評価し、モンゴル国保健省の名誉賞を授与します」とのお言葉がありました。
 この勲章は、井上医師はじめ「モンゴルの医療分野を少しでも良くしたい、そのために必要な医療人材の育成に貢献したい」との思いでプロジェクト活動に参加した、モンゴルの保健分野の方達、日本の専門家の方達、そしてプロジェクトのメンバー全員に対して贈られたものです。
 Erkhenbayar保健省行政管理局局長からは「プロジェクトとの活動を通し、自分たちの国をよくしていくために対する自分たちの考え方が前向きに変わった」と発言がありました。プロジェクトは、2021年1月から第二フェーズに入りましたが、さらなる変化が期待されています。
 なお、井上医師の任期は、2021年7月3日です。在任中支援をしてくださったすべての皆様に、感謝の言葉を述べています。

  • 20210629モンゴル名誉賞授与式

    左:井上信明医師
    右:Erdembileg保健省事務次官

  • モンゴル名誉賞井上医師

    井上信明医師

  • 202106269名誉勲章

    モンゴル国保健省の名誉勲章