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第1回 仏語圏アフリカ国内保健人材ネットワーク定例会 保健システムマネジメント強化
~セネガル技術協力プロジェクトの概要と 5S 活動の取り組み~
2018年7月18日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
- 日 時:2018年8月17日(金)18:30~20:00
- 場 所:国立国際医療研究センター
国際医療協力研修センター3階・会議室 - 参加費:無料 ※参加ご希望の方は、事前登録をお願いします。
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局では、8月17日(金)18:30から20:00まで、2018年度第1回仏語圏アフリカ国内保健人材ネットワーク定例会として、「保健システムマネジメント強化~セネガル技術協力プロジェクトの概要と5S活動の取り組み~」を開催します。
仏語圏アフリカ国内保健人材ネットワークは、これまで仏語圏アフリカで保健医療活動の経験のある方、現在も活動をしている方、さらには仏語圏アフリカでの活動に関心のある方が、日本での連携と協力を維持・強化しながら、さまざまな情報交換を行うことを目的に、2010年から活動を開始しました。現在、メンバーは100名ほどで、医療関係者をはじめ、JICA(国際協力機構)関係者、開発コンサルタント、NGO関係者、大学や大学院の学生などが登録して参加しています。
2018年度第1回定例会のテーマは、セネガルの保健システムマネジメント強化プロジェクトについてです。
セネガルは一人あたりの国民所得が1,050米ドル(世界銀行2013年)の低所得国で、国連開発計画(UNDP)による人間開発指数(HDI)による順位では187カ国中154位(2013年)のHDI低位国です。セネガルはこれまで、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成を目標の一つに掲げ、そのための取り組みを積極的に進めてきましたが、5歳未満児死亡率や妊産婦死亡率は、サブサハラアフリカ平均を下回っているものの目標には届いていません。特に、基礎的な保健医療サービス向上とサービスへのアクセス拡充が喫緊の課題となっています。
保健医療サービスを持続的に向上させるためには、限られた資金や人材リソースを効果的・効率的に活用する仕組みの構築が必要です。そのため、セネガル保健予防省(現:保健社会活動省)の要請を受けて、2011年から保健システム強化プロジェクト(PARSS)を開始しました。
本プロジェクトでは、年間活動計画策定、モニタリング評価、5S(5S;整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seisou)、清潔(Seiketsu)、しつけ(Sitsuke))、人材、医薬品、保健情報などのリソース管理に関する能力を強化するための支援をしてきました。今回の定例会では、PARSSプロジェクトに開発コンサルタントとして長年携わってきた、アイ・シー・ネット株式会社のグジス香苗さん、吉武桃子さんを講師に迎えて開催します。
当日は、具体的なプロジェクトの活動内容や、保健システムのマネジメント強化のプロセス、保健センターへの5Sの導入と定着に向けた取り組みについて、現場でのさまざまなエピソードを織り交ぜながら発表を行うほか、参加者との意見交換、質疑応答を行います。
本セミナーは、オープンセミナーです。仏語圏アフリカでの保健医療活動にご関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。参加ご希望の方は、NCGM国際医療協力局のウエブサイトから事前登録をお願いいたします。
2018年度第1回仏語圏アフリカ国内保健人材ネットワーク定例会の開催概要は、以下の通りです。
2018年度第1回仏語圏アフリカ国内保健人材ネットワーク定例会
日時
2018年8月17日(金)18:30~20:00
場所
国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター3階・会議室
東京都新宿区戸山1-21-1
交通アクセス
地下鉄を利用の場合
都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分
都バスを利用の場合
- 新宿駅から(宿74系統)
医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
テーマ
セネガル保健システムマネジメント
~技術協力プロジェクトの概要と 5S 活動の取り組み~講師
講師
- グジス 香苗(アイ・シー・ネット株式会社)
早稲田大学卒業後、ポートランド州立大学院にて公衆衛生学を学ぶ。
国際NGO、国連世界食糧計画(WFP)ラオス事務所勤務を経て、アイ・シー・ネット株式会社入社。JICA技術協力プロジェクト、基礎調査および研修業務などに従事。
セネガル保健システムマネジメント強化プロジェクトの立ち上げから従事し、2度の出産・育休を経て現在に至る。 - 吉武 桃子(アイ・シー・ネット株式会社)
日本大学卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院で国際保健学を学ぶ。
アイ・シー・ネット株式会社入社後は、ガーナ・地域保健強化プロジェクトやソロモン・マラリア対策強化プロジェクトなどのJICA技術協力プロジェクトのほか、プロジェクトの評価調査や案件化調査、情報確認調査などに従事。セネガル保健システムマネジメント強化プロジェクトの途中から参加し、現在に至る。
言語
日本語
参加費
無料
※オープンセミナーですので、どなたでもご参加いただけます。
参加ご希望の方は国際医療協力局ウエブサイト(以下 URL)から事前登録をお願いします。
https://goo.gl/forms/GstkuFHuDaQriWk23
NCGM国際医療協力局について
NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。
本件に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
増田 英明、
TEL:03-3202-7181(内線:2744、PHS:5002)
e-mail:koho@it.ncgm.go.jp