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2019年度 国際保健基礎講座 第1回 国際保健の基礎のキソ!
~国際開発の広い視座から保健医療協力を考える~
2019年4月23日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局
- 日 時:2019年5月25日(土)13:00~16:00
- 場 所:国立国際医療研究センター
国際医療協力研修センター3階・会議室 - 参加費:1,000円(教材費)
※学生割引 500円(当日、学生証提示)
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局は、5月25日(土)13:00から16:00まで、2019年度 第1回 国際保健基礎講座「国際保健の基礎のキソ」を開催します。
国際保健基礎講座は、国際保健医療協力に関心がある人を対象に、国際保健医療に関連する基本的な知識や考え方を習得することを目標にしています。2007年から開催しており、今年で13年目の開催となります。
講座は1回3時間で全10回。講義、ワークショップ、ディスカッションなどを取り入れた“参加型”の構成で、国際保健医療協力の現場での事例を交えた実践的な内容となっています。
2019年度 第1回は、「国際保健の基礎」をテーマに開催します。なぜグローバルヘルスの向上が必要なのか、なぜ国際保健医療協力が必要なのか、開発途上国では何が起こっているのかなど、グローバルヘルスを学ぶ上で、大前提となる基礎情報や知識、思考について、分かりやすく解説します。
講義では先ず、国際開発の広い視座から、社会、経済、環境、統治など大きな領域における、世界の現況や歴史的な変化などについて俯瞰します。その後、グローバルヘルスや国際保健医療協力に直接関係のある健康(health)を中心に置き、社会や経済、環境などとの関わり方を見渡します。その際、WHO(世界保健機関)やWorld Bank(世界銀行)、UNICEF(国連児童基金)などの国連機関が公表しているさまざまなデータを、英国・オックスフォード大学が一元的にまとめた「Our World in Data」や、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けての進捗状況をはかる「SDGs Trucker」のデータをお示しし解説します。そのプロセスの中で、国際開発や国際保健医療協力により、世界および先進国、途上国の状況はどのように変化・変容しているのかを知り、SDGsの時代におけるグローバルヘルスや国際保健医療協力の必要性について学んでいただきます。
グループワークでは、SDGsの目標の一つである健康(Goal3)と、その他16のGoalsとの関わり方、連携・協力・協調の可能性など、現在のグローバルヘルスの潮流であるSDGsについて話し合います。
講師の松岡貞利上級研究員は、開発コンサルタントやJICA長期専門家として、途上国でのプロジェクト形成や運営・管理業務の経験がある公衆衛生の専門家です。2017年には、大阪大学で博士号(保健学)を取得しました。
国際保健基礎講座の第1回にふさわしく、グローバルヘルスや国際保健医療協力の《基礎のキソ》を学んでいただける内容です。グローバルヘルスや公衆衛生を学んでいる方、国際保健医療協力に関心のある方、将来 海外で活躍したいと思っているけれど、きっかけがないと思っている方など、皆さんのご参加をお待ちしています。
第1回 国際保健基礎講座「国際保健の基礎のキソ」の開催概要は、以下の通りです。
2019年度 国際保健基礎講座 第1回 国際保健の基礎のキソ!
~国際開発の広い視座から保健医療協力を考える~
日時
2019年5月25日(土) 13:00~16:00
※12:30受付開始
場所
国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター3階・会議室
東京都新宿区戸山1-21-1
交通アクセス
地下鉄を利用の場合
都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分
都バスを利用の場合
- 新宿駅から(宿74系統)
医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
講師
国際医療協力局 上級研究員 松岡貞利
定員
30人
参加申込
参加希望の方は、国際医療協力局ウエブサイトの以下URLからお申し込みください。
https://forms.gle/DhoS2RsMkiH7yRHbA
※応募多数の場合、早めに登録を締め切る場合があります。
参加費
1,000円 ※学生500円(当日、受付で学生証をご提示ください)
※参加費は当日、来場時に受付にてお支払いください。おつりのないようにご用意ください。
※報道関係の皆様のオブザーバー聴講は、無料です。
聴講をご希望の場合は、以下担当あてに、メールまたは電話でご一報ください。
今後のスケジュール(予定)
回 | テーマ | 日時 |
---|---|---|
第2回 | 国際保健の潮流とこれから | 2019年6月22日(土)13:00~16:00 |
第3回 | ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC) | 2019年7月27日(土)13:00~16:00 |
第4回 | 国際保健を支える保健人材 | 2019年8月24日(土)13:00~16:00 |
第5回 | 途上国における医療の質改善 | 2019年10月26日(土)13:00~16:00 |
第6回 | 疾病対策概論 | 2019年11月16日(土)13:00~16:00 |
第7回 | 母子保健概論 | 2019年12月21日(土)13:00~16:00 |
第8回 | 国際緊急援助隊の活動で見えたこと ~災害と公衆衛生危機~ |
2020年1月25日(土)13:00~16:00 |
第9回 | もう迷わない!情報検索 虎の巻! | 2020年2月22日(土)13:00~16:00 |
第10回 | 今日からあなたもプランナー | 2020年3月28日(土)13:00~16:00 |
国際保健基礎講座について
いずれの回からでも、また1回だけの参加も可能ですが、全10回の講座のうち 8 回以上出席した参加者には修了証書を授与しています。
修了者は「国際保健医療協力研修」の講義期間が免除されるなど、国際医療協力局が実施する他の研修とも連動しています。
NCGM国際医療協力局について
NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。
一般の皆様からのお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 研修課
研修事務局
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2738、PHS:5173
e-mail :kensyuka@it.ncgm.go.jp
報道関係の皆様からのお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
増田 英明 小土井悠
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2744、PHS:5002
e-mail:koho@it.ncgm.go.jp