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第143回 国際母子カンファレンス「チームアプローチで女性の排尿機能を守る」

2019年5月28日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局

  • 日 時 : 2019年6月28日(金)18:00~19:00
  • 場 所 : 国立国際医療研究センター 研究所地下1階・ 会議室AB
  • 参加費 : 無 料
          ※事前申し込みなしで、どなたでもご参加いただけます。

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際母子タスクフォースは、6月28日(金)18:00から19:00まで、第143回 国際母子カンファレンス「チームアプローチで女性の排尿機能を守る」を開催します。

わが国の周産期医療は、とても厳しい状況が続いています。分娩を取り扱う施設の減少傾向は止まらず、周産期医療を担う医師も減少しています。その一方で、分娩に対しては安全性とともに快適性を求め、主体的で満足のできるお産を希望する妊産婦は増えています。
国際母子タスクフォースは、2004年1月、NCGMセンター病院産婦人科、小児科、看護部、国際医療協力局母子グループによって発足しました。以来、周産期医療が将来どのような姿であるべきか、国際母子カンファレンスをはじめ、さまざまな活動を展開してきました。

国際母子カンファレンスは、継続的な母子ケアの実現を目指し、国際母子タスクフォース発足前の2003年から開催しています。当院の産婦人科医、助産師、小児科医、看護師と開業助産師が、顔の見える関係づくりを行い、地域連携の基礎を構築することを目的としています。
院外からの出席もできる自由闊達な勉強会として、当初は毎月1回開催していました。2004年3月からは、カンファレンス終了後、産婦人科医・看護師長が地域の開業助産師と意見交換を行う「地域助産師との懇談会」も開催。2018年度からは、年3回(2月、6月、10月第2水曜日)の開催となりました。

今回の国際母子カンファレンスでは、東北大学医学系研究科ウィメンズヘルス・周産期看護学の吉田美香子准教授を講師に迎え、産後排尿ケアの視点から講演していただきます。
講師は、広島大学病院、日本赤十字医療センターで助産師として勤務された後、東京大学医学系研究科健康科学・看護学専攻で女性の排尿機能の研究に取り組まれました。現在は、東北大学で研究・教育に携わられています。

近年平均寿命が80歳を超え、女性が出産後40年以上生きていくことが普通になりました。その間に排尿をコントロールして自立した生活を行うことが、健康寿命を延長する上でも重要な課題となっています。その一方で、骨盤底の弛緩を回復させる重要な時期である産後には、排尿機能の評価とケアが十分行われているとはいえず、周産期医療の主な担い手である産婦人科医と助産師の意識もそれほど高くありません。産後女性の生活の質(Quality of Life : QOL)を向上させるうえで、適切な産後の排尿ケアが必要です。

講演では、多職種によるチームアプローチでの女性排尿ケアと骨盤底障害について、お話しいただきます。

国際母子カンファレンスの参加は無料です。事前の申し込みなしで、どなたでもご参加いただけます。

第143回 国際母子カンファレンスの開催概要は、以下の通りです。

第143回 国際母子カンファレンス
「チームアプローチで女性の排尿機能を守る」

日時

2019年6月28日(金)18:00~19:00
※講師の都合により、通常開催している第2水曜日ではありません。

場所

国立国際医療研究センター 研究所地下1階・会議室AB
東京都新宿区戸山1-21-1

交通アクセス

地下鉄を利用の場合

都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分

都バスを利用の場合

  1. 新宿駅から(宿74系統) 医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  2. 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統) 新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  3. 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統) 小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  4. 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統) 牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分

スケジュール

18:00 講 演
18:50 質疑応答
19:00 終 了

講師

東北大学医学系研究科 ウィメンズヘルス・周産期看護学
准教授 吉田 美香子 氏

主催

国立国際医療研究センター 国際母子タスクフォース

参加費

無料
※事前申込なしで、どなたでもご参加いただけます。

NCGM国際医療協力局について

NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。

※報道関係の皆様のオブザーバー聴講も歓迎いたします。
 聴講をご希望の場合は、以下担当までご一報いただければ幸いです。

本件に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
企画戦略局 広報企画室
(併任)国際医療協力局 広報情報課
増田 英明
TEL 03-3202-7181(代表)[内線]2744 [PHS]5002
e-mail koho@it.ncgm.go.jp