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国立国際医療研究センターがカンボジアに独自支援
-カンボジア国立母子保健センターと協力協定を締結-

2012年12月20日

独立行政法人 国立国際医療研究センター

NCGM国立国際医療研究センター[東京都新宿区(以下、NCGM)]は、カンボジア国立母子保健センター(以下、NMCHC)と保健医療分野の技術支援、研究、人事交流、研修等に関する協力協定を締結いたしました。

この協定により、これまで政府開発援助(ODA)の一環として実施してきた医師、助産師、看護師等に対する医療技術や病院管理に関する技術指導や研修に加え、今後は産科医療、新生児医療、母子保健等に関する共同研究や、NMCHCとその関連施設における診療支援等、NCGM独自の活動をより活発に展開してまいります。

調印式は、2012年12月18日にカンボジアの首都プノンペンにて保健省エン・フォット次官(写真中央)の立会いの下、NCGM春日雅人総長(同右)、NMCHCトゥン・ラタビー院長(同左)によって執り行われました。

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NMCHCは、診療、研修、保健行政の3つの機能を持ち、カンボジアの公立病院として最も多くの出産(年間約7000例)を扱っている母子保健分野の中核機関であり、また同国の保健省次官など保健医療政策の推進に重要な役割を担う多くの人材を輩出しています。

NCGMは過去20年間に国際医療協力局やセンター病院から多数の医師、助産師、看護師等をNMCHCに派遣しています。また今年度はテレビカンファレンスを用いた新生児医療の診療支援を開始したほか、今後、日本人看護師に対する現地での研修を計画するなど、その活動の幅を広げています。

NCGMはカンボジアの母と子の健康のため、我々の持つ能力を最大限に活用し、両国の信頼関係の構築に一層貢献してまいります。

独立行政法人 国立国際医療研究センター(NCGM)

NCGMでは、国際医療協力局が我が国の国際保健医療協力の拠点として、WHO、厚生労働省、外務省、およびJICAなどと連携し、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るため、技術支援や途上国からの研修員の受け入れなどを行っています。NCGMはより質の高い効果的な協力活動を推進するために、各国関係機関と協定締結を進めています。(2012年12月現在:5カ国)

  • ベトナム社会主義共和国:バックマイ病院
  • マダガスカル:保健省
  • ラオス人民民主共和国:パスツール研究所
  • オーストラリア:ニューサウスウェールズ大学
  • カンボジア王国:国立母子保健センター
  • ネパール連邦民主共和国:トリプバン大学(2013年1月予定)

本件に関するお問合せ先

独立行政法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 研修企画課
TEL:03-3202-7181(内線 2732)
e-mail: info@it.ncgm.go.jp
〒162-8655 東京都新宿区戸山 1-21-1
担当:研修企画課長 明石 秀親(あかし ひでちか)
   国際派遣センター長 仲佐 保(なかさ たもつ)

取材に関するお問合せ先

国立国際医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
広報係長:西澤 樹生(にしざわ たつき)
電話:03-3202-7181(代表) <9:00~17:00>
E-mail:press@hosp.ncgm.go.jp