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ミャンマー国マンダレー医科大学関連病院に医療機器を寄贈

2014年12月17日

独立行政法人 国立国際医療研究センター

国立国際医療研究センター[東京都新宿区(以下、NCGM)]は、ミャンマー連邦共和国のマンダレー医科大学関連病院へ医療機器を寄贈いたします。

今回の寄贈は、医療機器が不足するミャンマーの医療施設に日本製の医療機器を寄贈したいという在日ミャンマー人の希望をNCGMが支援し、ミャンマー保健省の承認を得たことにより実現しました。寄贈するのは、エコー検査で使用する超音波診断装置、血液検査などのための卓上遠心分離機、痰などの分泌物を体外に排除するための吸引器、各1台です。12月中旬にヤンゴン港に到着した後、マンダレー医科大学の関連教育病院であるマンダレー総合病院に贈られます。

NCGMはこれまで15年間にわたってミャンマーに国際保健医療協力の専門家を派遣し、ハンセン病やHIV/エイズを始めとする多くの技術協力プロジェクトや共同研究を実施してきました。2014年4月にはミャンマー保健省と研究、人材交流、研修を促進するための協力協定を締結し、同国の健康水準の向上に大きく寄与しています。今後もミャンマーの保健医療の改善に向けて我々の持つ能力を最大限に活用し、両国の信頼関係の構築に一層貢献してまいります。

独立行政法人 国立国際医療研究センター

独立行政法人国立国際医療研究センター(NCGM)は、病院(新宿のセンター病院と市川市の国府台病院)、国際医療協力局、研究所、看護大学校などからなるナショナル・センターの一つです。厚生労働省や外務省、世界保健機関(WHO)を含む国連機関、国際協力機構(JICA)などと連携し、開発途上国の保健医療向上のための支援や国際保健分野の情報発信などを行っています。これまでに、ベトナムやカンボジア、ミャンマーなどのアジア地域、セネガルやザンビア、コンゴ民主共和国などのアフリカ地域、ボリビアやブラジル、ホンジュラスなどの中单米地域など、世界約130カ国・地域に専門家を派遣しています。これらの国々では診療技術の支援のほか、病院管理、地域保健医療システム強化、国の法制度整備などへの支援を行っています。また、日本や各国の保健医療援助に関する助言や提言、開発途上国からの人材受け入れと研修や、日本国内の保健医療協力人材の育成にも取り組んでいます。さらには、新型インフルエンザ対策やエボラ出血熱対策、海外邦人保護に関する支援、東日本大震災支援なども実施しています。

各国関係機関との協定締結

NCGMはより質の高い効果的な協力活動を推進するために、各国関係機関と協定締結を進めています。
(2014年12月現在:5カ国、6カ所)

  • ベトナム社会主義共和国:バックマイ病院、チョーライ病院
  • ミャンマー連邦共和国:保健省
  • ラオス人民民主共和国:パスツール研究所
  • カンボジア王国:国立母子保健センター
  • ネパール連邦民主共和国:トリブバン大学

本件に関するお問合せ先

独立行政法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局
TEL:03-5273-6828(直通)
e-mail:kensyuka@it.ncgm.go.jp
〒162-8655 東京都新宿区戸山 1-21-1
担当:連携協力部長 明石 秀親(あかし ひでちか)
   人材開発部長 広報情報課長 三好 知明(みよし ちあき)

取材に関するお問合せ先

国立国際医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
広報係長:西澤 樹生(にしざわ たつき)
電話:03-3202-7181(代表) <9:00~17:00>
E-mail:press@hosp.ncgm.go.jp