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第140回 国際母子カンファレンス 「若年がん患者に対する妊孕性温存の現状と展望」

2018年5月17日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター

  • 日 時 : 2018年6月13日(水)18:00~19:00
  • 場 所 : 国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター5階 大会議室
  • 参加費 : 無料
    ※事前申し込みなしで、どなたでもご参加いただけます。

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際母子タスクフォースは、6月13日(水)18:00から19:00まで、第140回 国際母子カンファレンス「若年がん患者に対する妊孕性温存の現状と展望」を開催します。

わが国の周産期医療は、とても厳しい状況が続いています。分娩を取り扱う施設の減少傾向は止まらず、周産期医療を担う医師も減少しています。その一方で、分娩に対しては安全性とともに快適性を求め、主体的で満足のできるお産を希望する妊産婦は増えています。

国際母子タスクフォースは、2004年1月、NCGMセンター病院産婦人科、小児科、看護部、国際医療協力局母子グループによって発足しました。以来、周産期医療が将来どのような姿であるべきか、国際母子カンファレンスをはじめ、さまざまな活動を展開してきました。

国際母子カンファレンスは、継続的な母子ケアの実現を目指し、国際母子タスクフォース発足前の2003年から開催しています。当院の産婦人科医、助産師、小児科医、看護師と開業助産師が、顔の見える関係づくりを行い、地域連携の基礎を構築することを目的としています。

院外からの出席もできる自由闊達な勉強会として、当初は毎月1回開催していました。2004年3月からは、 カンファレンス終了後、産婦人科医・看護師長が地域の開業助産師と意見交換を行う「地域助産師との懇談会」も開催。2018年度からは、年3回(2月、6月、10月の第2水曜日)の開催に変更となりました。

今回の国際母子カンファレンスでは、当院乳腺腫瘍内科診療科・清水千佳子科長を講師に迎え、若い患者さんに対するがん治療と妊娠という視点から講演していただきます。

近年のがん診療の進歩に伴い、がん患者のがん克服後の生活の質(Quality of Life : QOL)の向上が注目されています。若い患者さん、特に思春期・若年成人(AYA)世代のがん治療は、時に卵巣および精巣などの性腺機能不全をきたし、将来子供を持つことができる可能性(妊孕性)が低下することがあります。その結果、患者さんはがん治療後、長期にわたりQOLの低下に悩まれることがあります。最近になって医療技術の進歩とデータの蓄積から、条件付きではあるものの妊孕性を温存する治療が試みられています。

今回の講演では、これまであまり目を向けてこられなかったAYA世代(思春期・若年成人)におけるがん治療の問題点について解説するとともに、がん治療後の妊孕性温存に関する歩みと今後の展望についてお話しをしていただきます。

国際母子カンファレンスの参加は無料です。事前の申し込みなしで、どなたでもご参加いただけます。

第140回 国際母子カンファレンスの開催概要は、以下の通りです。

第140回 国際母子カンファレンス
「若年がん患者に対する妊孕性温存の現状と展望」

日時

2018年6月13日(水) 18:00~19:00

場所

国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター5階 大会議室
東京都新宿区戸山1-21-1

交通アクセス

地下鉄を利用の場合

都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分 東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分

都バスを利用の場合

  1. 新宿駅から(宿74系統) 医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  2. 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統) 新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  3. 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統) 小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  4. 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統) 牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分

スケジュール

17:45 各部門からの報告 / 講演にあたっての概説
18:00 講演「若年がん患者に対する妊孕性温存の現状と展望」
18:50 質疑応答
19:00 終了

講師

国立国際医療研究センター 乳腺腫瘍内科 診療科長
清水 千佳子

主催

国立国際医療研究センター 国際母子タスクフォース

参加費

無料
※事前申込なしで、どなたでもご参加いただけます。

NCGM国際医療協力局について

NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
増田 英明
TEL:03-3202-7181(PHS:5002)
e-mail:hmasuda@it.ncgm.go.jp