トップページ > プレスルーム > プレスリリース > 医療ビッグデータを活用した初の国際協力
医療ビッグデータを活用した初の国際協力
~日タイ包括研究協定(MOU)調印式~
2018年6月15日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター
- 日 時: 2018年6月18日(月)18:15~18:45
- 場 所: 国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局のグローバルヘルス政策研究センター(iGHP)は、6月18日(月)18:15 から、日タイ共同研究に関する包括研究協定(MOU)調印式を行います。この共同研究は、医療ビッグデータを活用した本邦初の国際協力を実施するためのものです。
2016年、日本とタイ両国政府の協力のもと、国際協力機構(JICA)が、タイにおいて技術協力プロジェクト「グローバルヘルスとユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)のためのパートナーシッププロジェクト」を開始しました。 翌2017年には、このプロジェクトを基盤として、エビデンスに基づく政策形成を行うために、タイの医療ビッグデータを活用した日タイ共同研究チームが発足。NCGM国際医療協力局iGHPは、日本サイドの主要研究機関として、タイの国民医療保障機構(NHSO)と共に、研究促進基盤の整備や若手研究者の能力強化などに取り組んできました。
そしてこの度、包括研究の本格的な始動にあたり、日本とタイ両国の代表機関がNCGMにおいて一堂に会し、MOUを締結する調印式を行うことになりました。
今回MOUを締結する包括研究のテーマは、『糖尿病』 『喘息』、そして 『保健財政』の3つです。NCGM国際医療協力局iGHPは、主に糖尿病と喘息の患者さんに関するビッグデータの分析と研究を担います。
タイ国民の約4,700万人という大規模な医療ビッグデータの政策研究活用は世界的にも新しく、iGHPグローバルヘルスシステム・イノベーション研究科長の宮田裕章(慶応義塾大学教授)をはじめ、東京大学のチームも含めた日本の医療ビッグデータ研究の先駆者たちが、中進国における同分野の発展のために貢献して参ります。国際保健政策における国家レベルのビッグデータの活用はわが国では初めてであり、世界でも先駆的な試みです。
日タイ包括研究協定(MOU)調印式の開催概要は、以下の通りです。
日タイ包括研究協定(MOU)調印式
日時
2018年6月18日(月) 18:15~18:45
場所
国立国際医療研究センター 国際医療協力研修センター
東京都新宿区戸山1-21-1
交通アクセス
地下鉄を利用の場合
都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分
都バスを利用の場合
- 新宿駅から(宿74系統)
医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分 - 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
出席者
- 國土 典宏 (国立国際医療研究センター 理事長)
- 日下 英司 (国際医療協力局 局長)
- 渋谷 健司 (グローバルヘルス政策研究センター センター長)
- 宮田 裕章 ( 同 グローバルヘルスシステム・イノベーション研究科長)
- 国際協力機構(JICA) 関係者
- タイ保健省高官
- タイ国民医療保障機構(NHSO)幹部
スケジュール
18:15~18:25 MOU調印式、写真撮影
18:25~18:35 出席者からのコメント
18:35~18:45 質疑応答
共同研究の内容に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター(iGHP)
藤田 卓仙(たかのり)、李 祥任(り さんいん)
TEL : 03-6228-0569(直通)