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コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チーム活動報告会

2018年7月12日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター

  • 日 時:2018年7月26日(木)18:30~20:00
  • 場 所:国立国際医療研究センター
        国立国際医療研究センター 研究所会議室AB(地下1階)
  • 報 告:国際緊急援助隊・感染症対策チーム・感染症/公衆衛生専門家
        法月正太郎(国際医療協力局・医師)

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター[略称:NCGM]国際医療協力局は、7月26日(木)18:30 から20:00まで、緊急メディアセミナーとして、『コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊(Japan Disaster Relief Team;JDR)感染症対策チーム活動報告会』を開催いたします。

2018年5月以降、コンゴ民主共和国[略称:コンゴ(民)]赤道州の都市部を含む3つの保健圏(ビコロ保健圏、イボコ保健圏、ワンガタ保健圏)においてエボラ出血熱が発生し、5月8日にコンゴ(民)・保健大臣はエボラ流行を宣言しました。世界保健機関(WHO)のまとめでは、5月3日から6月27日までに、55例が報告されました。そのうち確定例が38例、エボラの可能性が高い例が15例、疑い事例が2例で、29の死亡例が確認されています。

WHO本部では5月18日(現地時間)に、IHR(国際保健規則)緊急委員会が開催されました。WHOは、現時点では「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」に達していないと発表しながらも、急速に感染が拡大するリスクを指摘。WHO、コンゴ(民)政府保健省、及び関係国際機関・NGOは、感染拡大防止のため、現地の医療従事者や接触者へのワクチン投与や検疫体制の強化等の封じ込め対策を実施しています。

こうした状況の中、日本政府はコンゴ(民)におけるエボラ出血熱の流行に対し、同国政府からの要請を受け、去る6月11日から6月30日まで、JDR感染症対策チームを派遣しました。同チームは首都キンシャサにおいて、コンゴ(民)政府や国際機関と協力しながら、世界への拡大を防ぐべく、検疫体制の強化、サーベイランス・データのマネジメント強化、検査診断分野の支援などを行って参りました。コンゴ(民)やWHO、JDRをはじめとする数多くの国際機関の努力により、現在流行は終息しつつあります。

つきましては、JDR感染症対策チームに、NCGM国際医療協力局から感染症/公衆衛生の専門家として参加した法月正太郎医師から、コンゴ(民)におけるエボラ出血熱の流行に対するJDR感染症対策チームの活動とその成果などについてご説明する緊急メディアセミナーを開催いたします。ご多用の折とは存じますが、ご出席をいただきますよう、ご案内申し上げます。

事前準備の都合上、ご出席の場合は、出席申込フォームから、必要事項(①会社名、②ご所属、③お名前、④メールアドレス、⑤緊急連絡先;携帯番号)をご記入の上、ご登録いただきますようお願い申し上げます。

緊急メディアセミナーの開催概要は、以下の通りです。

【緊急メディアセミナー】コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チーム活動報告

日時

2018年7月26日(木) 18:30~20:00
※18:00受付開始

場所

国立国際医療研究センター 研究所会議室AB(地下1階)
東京都新宿区戸山1-21-1

交通アクセス

地下鉄を利用の場合

都営大江戸線「若松河田駅」下車 徒歩5分
東京メトロ東西線「早稲田駅」下車 徒歩15分

都バスを利用の場合

  1. 新宿駅から(宿74系統)
    医療センター経由女子医大行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  2. 大久保駅・新大久保駅から(橋63系統)
    新橋行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  3. 市ヶ谷駅・新橋駅から(橋63系統)
    小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分
  4. 都営飯田橋駅前(C1またはC3)から(飯62系統)
    牛込柳町駅経由小滝橋車庫行き「国立国際医療研究センター前」下車 徒歩0分

出席者

  • 国立国際医療研究センター 理事長
    國土 典宏
  • 国立国際医療研究センター 国際医療協力局 運営企画部長
    明石 秀親
  • 国立国際医療研究センター 国際医療協力局 医師
    国際緊急援助隊・感染症チーム・感染症/公衆衛生専門家
    法月 正太郎

スケジュール

18:00 開場・受付開始
18:30 開会
    ★ご挨拶 國土典宏
    ★JDR感染症対策チームについて/国際医療協力局について 明石秀親
    ★国際緊急援助隊・感染症対策チーム 活動報告 法月正太郎

      • 今般のコンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱流行の概要について
      • 法月医師のミッション、目的について
      • 首都キンシャサでの流行を阻止するための検疫業務の結果について
      • 国際緊急援助隊ミッションの成果と課題について
-など

19:30 質疑応答
20:00 閉 会

ご出席の場合の連絡事項と連絡先

以下の出席申込フォーム(URL)から、①会社名、②ご所属、③お名前、④メールアドレス、⑤緊急連絡先(携帯)をご記入の上、ご登録ください。

https://goo.gl/forms/MRneZonrTUcHPK752

《ご参考》

JDR感染症対策チームの主な活動 ※出典:JICAウエブサイト

  1. サーベイランス強化
    流行地である赤道州から、コンゴ川を航行する船で首都キンシャサに流入する人々(約1,000人/日)に対する検疫およびエボラ出血熱の啓発活動を強化するため、河岸に急遽設置された臨時検疫施設の運営支援および資機材を供与。
    また、国家国境衛生プログラム、世界保健機関(WHO)、国際移住機関(IOM)等と協働し、空港と港等に勤務する検疫官に対し、2日間の研修の実施を支援。
  2. 検査診断
    流行地内モバイルラボラトリーにおける検査結果の精度を高めるため、首都の国立生物医学研究所において、二次チェックのための検査標準手順の確認、曝露予防などの技術指導を実施。
    また同研究所に対し、試薬、感染防護衣などの資機材を供与。

NCGM国際医療協力局について

NCGM国際医療協力局は、保健医療分野における日本を代表する国際協力機関です。
厚生労働省や外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、世界保健機関(WHO)などと連携しながら、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るための支援を行っています。その一環として、グローバルに活躍できる保健医療人材の育成を目的に、国内向けにさまざまな講座や研修コースを提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
企画戦略局 広報企画室 三山 剛史 press@hosp.ncgm.go.jp
TEL:03-3202-7181[内線]5097[PHS]2028

国際医療協力局 広報情報課 増田 英明 koho@it.ncgm.go.jp
TEL:03-3202-7181[内線]2744[PHS] 5002