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国際医療協力局 井上信明医師がフランス・リオンに拠点を置くWHOアカデミーの諮問グループ委員に任命されました

2024年3月19日

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)国際医療協力局の井上信明(いのうえのぶあき)医師が、2024年にWHO(世界保健機関)により設立された『保健分野における生涯学習に関するWHOアカデミー(WHO Academy)』の諮問委員12名の一人に任命されました。

WHOアカデミーは、世界のあらゆる地域において、臨床の現場だけでなく行政などのさまざまなレベルで活動する保健人材が、科学的根拠に基づく医療関連情報に迅速にアクセスでき、それぞれが直面する課題解決に役立てることを企図した、保健人材向けの生涯学習プラットフォームです。最新のデジタルツールを駆使し、オンラインで提供される学習コンテンツだけでなく、リヨンではオンサイトでの学習機会が提供されます。

井上医師は、保健人材開発、小児救急、公衆衛生の専門家で、日本国内における保健人材の育成だけでなく、2017年以降はモンゴルやブータンにて、医学教育の質の向上に取り組んでいます。

井上医師は、今回の任命にあたり「選ばれたことに正直驚いていますが、これまで様々な国で、病院から国レベルまで、研修カリキュラムの開発に関わらせていただいたことを評価していただいたのだと思います。世界のあらゆる地域の医療者の方々に、適切な医療情報やスキルを身につける機会をお届けすることができるよう、皆様の力もお借りしながら貢献したいと思います」と抱負を述べています。

任期は2024年から2年間の予定です。

20240319

井上信明医師

井上信明医師プロフィール

1996年 奈良県立医科大学卒

2002年 ハワイ大学小児科レジデント

2005年 ロマリンダ大学医学部救急科小児救急フェロー

2009年 豪州マーター小児病院救急科フェロー

2010年 都立小児総合医療センター 医長

2016年 国立国際医療研究センター 国際医療協力局 人材開発部研修課

現在、国立国際医療研究センター 国際医療協力局 人材開発部 研修課課長

2017~2021年
モンゴル「一次及び二次医療施設従事者のための卒後研修強化プロジェクト」 チーフアドバイザー

2023年~
国際協力機構(JICA)ブータン王国「医学教育の質の強化プロジェクト」
及びモンゴル「医師及び看護師のための卒後研修制度強化プロジェクト」 短期専門家

日米小児科 専門医 / 米国小児救急 専門医 / 公衆衛生学修士(国際保健)

国際機関で委員等「規範セッター」を務めている国際医療協力局局員

国際医療協力局には「規範セッター」と言われる「高度な専門性を持ち国際的組織技術諮問委員などに参加し、国際的規範・基準づくりに携わる委員」 が多く在籍し、WHOガイドラインの策定や評価等に携わっています。
「国際規範をつくる場」に日本人をおくり、国際的影響力を強めていくことは、保健医療外交上もきわめて重要なことです。
※厚生労働省 国際保健に関する懇談会 国際保健政策人材養成ワーキンググループ報告書より

本件に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)
国際医療協力局 広報情報課
(こん) 弘人(ひろと)
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181(代表)内線:2744
Email:koho@it.ncgm.go.jp
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/index.html

 

詳細は以下のファイルをご覧ください。
リリース文書