トップページ > 活動情報 > 国内活動 > 局員の講演活動 > NCGMリハビリテーション科長藤谷順子医師がモンゴル国リハビリ学会が主催するWEBセミナーにおいて講演
NCGM 国際医療協力局が医療人材の育成を支援しているモンゴル国で、センター病院リハビリテーション科 藤谷順子医長が、モンゴル国リハビリ学会が主催するWEBセミナーにおいて、NCGMにおける新型コロナウイルス流行下でのリハビリテーションの取り組みについて講演しました
モンゴルでは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況となっていますが、国内の医療従事者たちで力を合わせ、問題の解決に取り組んでいます。その問題のひとつに、新型コロナウイルスに感染した後、リハビリテーションを必要とする方々への対応があります。そのため11月18日「REHABILITATION CONSIDERATIONS DURING THE COVID 19 OUTBREAK」 をテーマに、国内のリハビリテーション専門家を対象にしたWEBセミナーが開催されました。
日本における新型コロナウイルス対応の経験を豊富にもつNCGMの藤谷順子医師が「NCGMにおける新型コロナウイルス流行下でのリハビリテーションの取り組み」に関する講演を行いました。
当日は、モンゴル国内の各地から150名を超えるリハビリテーション関係者が参加しました。藤谷医師からNCGMにおいて新型コロナウイルス流行時、どのように工夫をして感染後の患者さんにリハビリテーションを提供したか、またできる限り早期からリハビリテーションを提供する重要性について、具体的な実例を交えてお話ししました。講演後は多数の質問が寄せられ、参加者がNCGMの経験から多くのことを学んだことが伝わってきました。
NCGMはモンゴルにおける医療人材の育成を支援するため、JICAの技術協力プロジェクトを通して、これまで4名の長期専門家、のべ17名の短期専門家を派遣しています。また6回にわたりモンゴルから研修を受け入れています。その功績に対し、2017年にはモンゴル国保健省から、NCGMに勲章が授与されています。今回のセミナーは、その貢献をさらに増し加えるものとなりました。
リハビリテーション科 藤谷順子医長