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2024年度 第1回 L'amicale de la santé en Afrique Francophone (通称LAF会)を開催しました
NCGM国際医療協力局は、6月14日(金)に今年度1回目のL'amicale de la santé en Afrique Francophone(通称LAF会)をオンラインで開催しました。LAF会は、仏語圏アフリカの健康について、日本語で語り合いたい人々の親睦会です。2010年から活動を開始し、メンバーは現在約450名です。
今回は、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター久米田麻衣さんをスピーカーとしてお招きし「ガボン国立輸血センターで見えた輸血医療の現状と可能性」をテーマにお話しいただきました。
久米田さんは、青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)として、ガボン国立輸血センターで活動され、安全な輸血医療を提供するための様々な活動を行ってきました。血小板製剤の品質改善、医療従事者の献血技術の向上に向け、限られた資源の中で現地職員と試行錯誤を重ねた取り組みについて、詳しくお話いただきました。現地の状況に合わせた工夫を繰り返した結果、現地職員の技術が向上し、血小板製剤の質が大幅に改善しました。さらに、現地職員の仕事に対する使命感も向上し、職員ら仕事に対する姿勢にも、嬉しい変化が見られるようになったというエピソードが大変印象的でした。このような久米田さんと現地職員の皆様との精力的な取り組みによって、ガボン国立輸血センターの輸血医療に良い変化が生まれたそうです。
久米田さんのお話を通じて、現地の現状に寄り添い、現地の方々と共に、その土地や国に最も適した持続可能な方法を模索し、共に課題解決に取り組むことの重要性を学ぶことができました。また、久米田さんが離任された現在も、ガボン国立輸血センター職員の皆様により「ガボンの輸血医療」の活動が継続されており、さらなる進化を遂げているとのことです。
また、ご講演後の質疑応答も活発に行われ、参加者の皆様からは多くの質問が寄せられ、大変有意義な時間となりました。
今回は 48名 の皆さまにご参加いただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。LAF会は不定期で開催しています。次回の開催が決まりましたら、NCGM 国際医療協力局 Web サイトでご案内いたします。
お問合わせ
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局 LAF会
e-mail:tenkaiseminar@it.ncgm.go.jp