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L'amicale de la Santé en Afrique Francophone(LAF会)

本定例会(通称LAF会)は、フランス語圏アフリカの健康について、日本語で語り合いたい人々の親睦会です。仏語圏アフリカで活動した経験のある方、現在活動されている方、これから活動をお考えの方、興味をお持ちの方々の連携を維持・強化しながら、情報交換を行うことを目的としています。Amical は友好会・親睦会、Santé は健康、Afrique Francophoneはフランス語圏アフリカという意味です。

今回は、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター 久米田 麻衣氏を講師に迎え、オンラインにて開催します。 当日は講演に加え、参加者との意見交換、質疑応答などを行います。 下記申し込みフォームより事前にご登録をお願いいたします。 オープンセミナーですのでどなたでもご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。

日時

2024年6月14日(金)17:30-19:00

テーマ

「ガボン国立輸血センターで見えた輸血医療の現状と可能性」

お話の内容(予定)

ガボン共和国で献血と輸血医療を担う唯一の施設、ガボン国立輸血センター。そこで待ち受けていたのは、想像の上をいく出来事の連続でした。血小板が入っていない血小板製剤、過剰量の採血で失神する献血者、検査試薬の枯渇で血液製剤を製造出来ない日々…。そんな状況を危惧し、助けを求めてくる現地職員と共に、現地のスタイルにあった改良に挑み、物を良くするよりも人を良くすることに重きを置いた私の活動と、そこから見えてきた今後の可能性をお話ししていきます。アフリカの輸血という未知の領域を、私が見たガボンの輸血事情から今回のLAF 会で少しだけ紐解いていきます。

講師

久米田くめた 麻衣まい氏 日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター

  • 【プロフィール】
    青森県出身。大の猫好き。臨床検査技師として弘前大学医学部附属病院輸血部で勤務するうちに「輸血がライフワーク」といえるほどに輸血医療に魅了されていく。「輸血で救える命を一人でも多くする」を目標に、2018年から青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)としてガボン共和国の国立輸血センターで活動。帰国後の現在は関東甲信越ブロック血液センターに所属し、検査の技術を磨いている。

形 式

Microsoft Teamsによるオンラインセミナー

参加申込

参加費:無料
申込締切日時:6月11日(火) 12:00(正午)

申し込みボタン_レッド

ご参加までの流れ

  1. 上記お申込みフォームを開き、必要事項をご入力のうえ送信してください。
  2. 入力されたメールアドレスに、申し込み完了と参加URLをお知らせする自動返信メールが届きますので、ご確認ください。
    ※【自動返信メールが届かない場合】
    入力いただいたメールアドレスに誤りがあるか、迷惑メールに分類されている可能性がございます。
  3. 定例会当日、申し込み完了メールにてお知らせした参加URLからアクセスし、カメラ・マイクをOFFに設定して「今すぐ参加」をクリックしてください。
    ※Teams会議に参加する際に名前を入力する場合、参加申し込みフォームに記載いただいた名前を入力ください。

参加条件

受講するために必要なパソコン、タブレット、スマートフォンなど通信機器、通信回線はご自身でご用意ください。
※推奨環境
【ブラウザ】
Google Chrome(最新版)/ Microsoft Edge(最新版)
Internet Explorer 11以降 / FireFox(最新版)/ Safari(最新版)
【OS】
Androidスマートフォン・タブレット:Android 8.0以降
iPhone・iPad:iOS 10以降
パソコン( Windows ):Windows 8.1以降
パソコン( Apple製品 ):Mac OS X以降

お問合わせ

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
国際医療協力局 LAF会
e-mail:tenkaiseminar@it.ncgm.go.jp
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過去のLAF会(定例会)

2023年度 第3回「子どもの栄養に関する研究 ~より効果的な介入を目指して~」

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【スピーカー】日達真美ひたち まみ
【内容】 子供の低栄養は西アフリカでも重要な健康問題で、様々なアクターが問題解決のため活動を行っています。
日達さんがニジェールで青年海外協力隊として村人たちとの関わりで感じた「現場」と、セネガルで国連ボランティアとして関わった国レベルの「政策」のギャップについてお話いただきました。

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/laf/2023/20231225152351.html

2023年度 第2回「セネガルのコミュニティでの急性栄養不良の子どもを助けるための取り組み」

2023年度 第2回 LAF会 ポスター

【スピーカー】川合かわい菜月なつき氏 ユニセフセネガル国事務所栄養担当官
【内容】5歳未満で亡くなる子どもの約半数に栄養不良が関係していると言われるほど、子どもの命にとって「栄養」は重要です。単純に食べ物が足りないのではなく、国全体の保健システム、安全な水やトイレ、さらにはジェンダーや家族計画への意識など様々な要因が複雑に絡み合い、結果として子どもが栄養不良になります。また低所得国には「栄養士」という職種がなく、日々の食材の成分も分析されていません。そんな中において、簡単には訪問できない遠い村の栄養不良の子ども達まで、救い上げる必要があります。
栄養の専門家や専門組織が、この課題にどのように携わっているのか。「実践」や「支援」、「これから取り組むべき課題」など誰も取り残さないために、地域住民やボランティア、医療従事者が一丸となって取り組んでいるセネガルのCMAM (Community-Based Management of Acute Malnutrition)の活動についてお話しいただきました。

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/laf/2023/20231024151321.html

2023年度 第1回「2030年までに予防できる新生児死亡と死産児をなくすために」

2023年度 第1回 LAF会 ポスター

【スピーカー】木多村きたむら知美ともみ氏 ユニセフ西中央アフリカ地域事務所(UNICEF WCARO) 保健HIV部門 Health Specialist
【内容】2020年にユニセフが世界保健機関(WHO)と共に発表した「2030年までに予防できる新生児死亡と死産児をなくす(End Preventable Newborn Deaths and Stillbirths by 2030)」では、産前産後健診、分娩出生時のケアに加えて、予定日より早く小さく生まれた赤ちゃんへのケアの重要性が指摘されている。カメルーンを中心とした、早く小さく生まれた赤ちゃんへのケアの一つであるカンガルーマザーケアの現地での取り組みをお話しいただきました。 

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/laf/2023/20230913155727.html

2022年度 第3回「セネガルにおける COVID-19とその対応」

2022年度 第2回 LAF会 ポスター3

【スピーカー】野田のだ信一郎しんいちろう氏 セネガル保健省アドバイザー
【内容】パンデミックの初期、アフリカで多くの死者が出ることが危惧されましたが、実際にはそのような状況には陥らなかった現状とセネガルにおけるこの3年間の COVID-19の流行状況、対策の変遷、人々の反応を日本と比較しつつ振り返りながらお話しいただきました。 

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/laf/2022/20230606131437.html

2022年度 第2回「ボコ・ハラムをきっかけとするチャドの人道危機と国連キャリアと多国籍チームストレスマネジメント」

2022年度 第2回 LAF会 ポスター

【スピーカー】佐 藤 さとう
重臣 しげおみ
氏 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ダカール地域事務所 民間連携支援担当官
【内容】アフリカ中部のチャドは社会・経済開発が世界で最も遅れている国の一つです。また、隣国ナイジェリア北東部を拠点とする武装勢力ボコ・ハラムの活動などもあり、現在、100万人以上の難民・国内避難民がチャドで人道支援を受けています。そのようなチャドを取り巻く人道危機の現状を紹介するとともに、国連職員として携わることになったキャリア開発、また強いストレス下に継続的にさらされるチームをいかにリードしたのか、その試行錯誤についてお話しいただきました。 

レポート
▶ https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/report/2022/20221012114337.html

2022年度 第1回「西アフリカ・ベナンの宗教と治療」

2022年度 第1回 LAF会 ポスター1

【スピーカー】村 津むらつ  らん氏 東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター 特任研究員
【内容】西アフリカのベナン共和国の事例をもとに、病いの概念や宗教的な治療実践、病院との関係などを文化人類学的な視点から報告いただき、スマートフォンの普及で影響力を拡大するSNSの中で、宗教的治療の知識がどのようにやりとりされているかなど、現代的な動きについてもお話しいただきました。 

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/report/2022/20220719134006.html

2021年度 第3回「ニジェールのワクチンカレンダー×おんぶ布プロジェクト~布はしゃべったのか~」

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【スピーカー】国枝くにえだ 美佳みか氏 慶應義塾大学総合政策学部 専任講師(有期)
【内容】ニジェールでの実務経験(MIKA de la JICA)を経て、直近の業務で使ったヘルスコミュニケーションでできることはないか、と考えたMikaは、母親の使っているおんぶ布に着目した。「この布にしゃべらせよう」と。さて、おんぶ布はお母さんたちに何かしゃべったか?調査結果の速報と共に、人間開発指数の低い地域・国で実施するプロジェクト・調査の難しさとそれを乗り越える秘訣についてお話しいただきました。 

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/report/2021/20211216130330.html

2021年度 第2回 「スタートアップでアフリカの医療課題解決に貢献する 」

2021年度LAF会 第2回 20210913-1

【スピーカー】古 田 ふるた
国之 くにゆき
氏 株式会社SOIK代表取締役CEO
【内容】イノベーションにより短期間で急速な成長を目指すスタートアップでアフリカの課題解決に取り組むことについて、デジタル産科検診パッケージの開発事例を紹介しつつ、コンゴ民の医療現場の課題、これまでの苦労話、個人のキャリアなどもお話ししていただきました。

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/report/2021/20211018133909.html

2021年度 第1回 「未電化地域への電気と通信による医療改革」

2021年度LAF会 第1回 20210617

【スピーカー】佐 藤 さとう 弘一 こういち氏 株式会社シュークルキューブジャポン代表取締役社長。
【内容】アフリカの広大な未電化地域において必要なのは電気だけでしょうか?スマホのみならずIT機器が通信に繋がる事こそが今の現場で求められてます。その現場のお話などについて写真を交えてお話しいただきました。

レポート
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/internal/report/2021/20210623142145.html