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モンゴルの看護師が獲得すべき能力について協議するオンライン研修を実施しました

2022年2月6~8日、NCGMからモンゴルの看護師たちに向けて、オンライン研修を実施しました。

モンゴルでは、2015年以降、地域における医療人材育成を通した医療の質の改善に取り組んでいます。JICAによるプロジェクトが技術支援をしており、現在第二フェーズである「医師及び看護師のための卒後研修強化プロジェクト」が実施されています。

オミクロン株が流行するなか、万全の感染対策を講じた39名の研修員たちは、行政、国立病院、また地域の病院など、多様な背景を持ちつつ、モンゴルの看護師の能力向上に貢献したいとのひとつの思いで、ウランバートルの研修会場に集まりました。

研修では、まず日本看護協会 やNCGMの看護部の講師から、日本の看護師の獲得すべき能力(看護実践能力の核)や能力開発の段階的指標(クリニカルラダー)を開発した経緯、また実際の看護教育の現場でのクリニカルラダー活用状況について、オンラインで講義を行いました。その後、モンゴルの看護師が獲得すべき能力をどのように規定していくか、会場で6グループにわかれて数時間にわたり協議しました。そして最終日には、それぞれの立場から今後の活動方針を共有しました。

熱い思いで今後の方針を発表する研修員たちは、看護師としての新たなアイデンティティを確立していく希望と活力に満ちていました。私たちも、その一部だけでも支援することで、エネルギーをいただくことができました。

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オンライン研修の様子

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    モンゴル研修会場

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    モンゴル研修会場